総論 その2

科目のバランス〜どこで手を抜くか〜
受験は効率よく戦わなければならない。科目数が多く、センター試験と二次試験の2回試験を受けなければならない東大ならば尚更のことだ。
であれば、問題になるのは「どこで手を抜くか」だ。完璧主義者は大学受験で敗者になるというのは受験界では常識である。
まず、東大を目指す人にとっては常識だろうが、東大の科目ごとの配点は以下の通り。
・文系
・理系
理系の場合は、国語で手を抜くのは戦略というよりも常識である。他の科目に比べて特に採点が厳しい上にこれまでの人生での読書経験やコンパクトな記述を作るセンスが問われる現代文で満点を目指して勉強するなど、まさに暇を持て余した神々の遊び以外の何物でもない。理系でやるならば、英語・数学・理科の順番だろう。ちなみに東大模試では理科の点数が低くなるが、本番はそれよりも少し高めの点数が出ることが多い(国語も同じ傾向がある)。ただ、これは上位層も同じことなので油断は大敵。
文系が手を抜く科目は、まずはセンター試験科目。そもそも二次試験とセンター試験でかぶっている科目については、二次試験の勉強だけしていれば十分。国語のような問題が出題される日本史の中世以前だけはセンター向けに教科書知識が必要になるが、それ以外の科目は放っておいても勝手にセンターの点数は取れる。逆に言えば、放っておいてもセンターで高得点が取れないようでは東大合格はムリだろう。センター試験科目の中で二次試験と科目の被らない理科2科目も、(サボり科目として)狙い目。そもそも今回の学習指導要領改訂で基礎科目だけの受験になったわけだし、楽をするに越したことはない。60〜70点くらいを目指して、高3の秋以降にちょろっと勉強するだけで十分

 
科目のバランス〜どこで勝負するか〜
では逆に、どの科目で勝負に出るか。まず前提として、東大合格を目指すならばオールマイティな実力が必要になることは言うまでもない。それを大学も求めているし、「日本の発展に必要な人材」というのは、こうした全般における高度な処理能力を持った人物だというのが明治期から変わらない見方なのだろう。個人的には全くそれは当たらないと思うが、仕方ない。そもそも教育制度を形作る側の人間は、こうした無駄な受験制度を最も優秀な成績でくぐり抜けてきた人々なのだから。
話が逸れた。以上のように、勝負科目以前に、苦手科目が2つ以上あると東大は厳しいと考えておいてほしい。これには当然、持って生まれた才能による限界が存在する、ということでもあるが、それは仕方ない。尋常ではない努力で乗り越えるか、別の目標を見つけるかだ。周知のことだが、人生は理不尽にできている。他の人と自分を比べて自分を卑下するのは間違っている。他人の人生はあなたの人生には存在していない。あなたが生きている人生以外の何物も、あなたの人生には存在していない。
またもや話が逸れた。まず理系が勝負に出るべき科目は、上述の3つ、英語・数学・理科のいずれかだ。
次に文系が勝負に出るべき科目は英語・社会のどちらかだろう。国語が得意という人は、先読みのしにくい国語という科目に人生をかけるのはやめて、英語か社会をきっちり得意科目にしておくべきだろう。
ちなみに勝負科目というのは、二次試験で100点近い点数を取ることができる科目のことを言う。私の場合は英語が勝負科目だった。現役の時には持ち前のおっちょこちょいを発揮して目標得点の85点を大きく下回る61点という大事故を経験したが、浪人時にはきっちり90点台前半を取って合格することができた。

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